こんにちは、けんすけ(@kensuke_blog)です。
今回は関西の有名私立大学『関西大学』と『近畿大学』はどちらが良いのかを比較して検証していこうと思います。
目次
関西大学と近畿大学を比較しててみる
関西大学と近畿大学は近年になってしばしば比較されるようになってきました。
関西大学は『関関同立』の1校であり、近畿大学は『産近甲龍』の1校として認知されていました。
しかし最近は近畿大学の実績や評判が上がっており、ワンランク上の関西大学に匹敵する難易度なのではないかと言われることもあります。
そんな関西大学と近畿大学ですが、この記事では具体的なデータを元に学生数、男女比、立地、偏差値、就職状況、人気度を比較していきます。
学生数は?

まずは学生数を比較してみましょう。
大学の公式サイトによると、2019年度の学部生の人数は
- 関西大学・・・28,872人
- 近畿大学・・・33,370人
となっています。
学生数は近畿大学の方が多いようですね。
男女比は?
次に、男女比はどうなっているのでしょうか?
大学の公式サイトによると、男女比は次のようになっています。
- 関西大学・・・男子17,147人 女子11,725人
- 近畿大学・・・男子22,843 女子10,527人
割合にすると、関西大学の女子率は約40.6%、近畿大学の女子率は31.6%になります。
女子率は近畿大学の方が高いようです。
立地は?
両大学の立地を比較してみましょう。
関西大学は大阪に4つのキャンパスがありますが、メインは千里山キャンパスです。
千里山キャンパスは大阪府吹田市にあり、阪急千里線『関大前駅』から徒歩5分の立地です。
一方、近畿大学は大阪・奈良・和歌山・広島・福岡に計6つのキャンパスがありますが、メインは東大阪キャンパスです。
東大阪キャンパスは大阪府東大阪市にあり、近鉄奈良線『八戸ノ里駅』から徒歩20分・バス6分の立地です。
偏差値は?
では、両大学の偏差値を比較してみましょう。
今回使用する偏差値は、河合塾が発表している『入試難易予想ランキング表(2019年6月25日更新)』から学部個別入試(3教科型)の両大学に共通する学部学科のものを引用しています。
入試難易予想ランキング表
https://www.keinet.ne.jp/rank/
文学部(文芸学部)
文学部(文芸学部)の偏差値は以下のようになっています。
関西大学60 近畿大学55
文学部(文芸学部)は関西大学に軍配が上がります。
法学部
法学部の偏差値は以下のようになっています。
関西大学57.5 近畿大学57.5
法学部は引き分けでした。
経済学部
経済学部の偏差値は次のようになっています。
関西大学57.5 近畿大学57.5
経済学部は引き分けでした。
商学部(経営学部)
商学部(経営学部)の偏差値は次のようになっています。
関西大学60 近畿大学55
商学部(経営学部)は関西大学に軍配が上がります。
社会学部(総合社会学部)
社会学部(総合社会学部)の偏差値は以下のようになっています。
関西大学60 近畿大学57.5 (心理学)
関西大学57.5 近畿大学 55 (メディア)
社会学部(総合社会学部)は関西大学に軍配が上がります。
理工学部(システム理工学部)
理工学部(システム理工学部)の偏差値は次のようになっています。
関西大学55 近畿大学50 (機械工)
関西大学55 近畿大学50 (電気電子)
関西大学52.5 近畿大学52.5 (数学)
関西大学52.5 近畿大学52.5 (物理)
理工学部(システム理工学部)は関西大学に軍配が上がります。
建築学部(環境都市工学部)
建築学部(環境都市工学部)の偏差値は次のようになっています。
関西大学57.5 近畿大学52.5 (建築)
建築学部(環境都市工学部)は関西大学に軍配が上がります。
総合
上の結果をまとめると、各学部で偏差値が高かったのは、
文学部(文芸学部)・・・関西大学
法学部・・・引き分け
経済学部・・・引き分け
商学部(経営学部)・・・関西大学
社会学部(総合社会学部)・・・関西大学
理工学部(システム理工学部)・・・関西大学
建築学部(環境都市工学部)・・・関西大学
となりました。
法学部と経済学部の偏差値は同じでしたが、全体的な偏差値は関西大学の方が高いと言えるでしょう。
志願者数は?

志願者数を比較してみましょう。
2019年の入試において、志願者数は次のようになりました。
- 関西大学・・・93,452人 (前年度比+1,236人)
- 近畿大学・・・154,672人 (前年度比-1,553人)
志願者数は近畿大学の方が多いことがわかります。
ですがこれは学部を併願した人の数も含まれているので(例えば1人が法学部と経済学部、経営学部を受けると3人としてカウントされます)、実志願者数に直すと、
- 関西大学・・・32,665人
- 近畿大学・・・30,207人
となり、実志願者数は関西大学の方が多いことがわかります。
人気度は?
次に、両大学の人気度を比較してみましょう。
今回使用するデータは東洋経済ONLINEが発表した「『生徒に人気の大学』トップ100ランキング」より引用しています。
「生徒に人気の大学」トップ100ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/179474
こちらのランキングによると、
- 関西大学・・・13位
- 近畿大学・・・14位
となっています。
生徒からの人気は僅差で関西大学の方が高いようです。
就職状況は?

続いて、両大学の就職状況を比較してみましょう。
今回使用するデータはこちらも東洋経済ONLINEが発表した「『有名企業への就職率』が高い大学ランキング」より引用しています。
「有名企業への就職率」が高い大学ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/237539
こちらのデータによると、有名企業の就職率への就職率は次のようになっています。
- 関西大学・・・19.6%
- 近畿大学・・・10.0%
有名企業への就職率は関西大学の方が高いようですね。
結論:どっちがいいの?
今回は学生数、男女比、立地、偏差値、人気度、就職状況を元にして関西大学と近畿大学を比較してみました。
データからわかるように、難易度や就職実績などで関西大学の方が結果を出しているので、関西大学の方が大学としての実力は上であるように思われます。
特に有名企業への就職率に関しては関西大学は近畿大学の約2倍の結果を出してい流ので、有名企業に就職することを目指している人は関西大学に行くべきでしょう。
一方で近畿大学は近年入試改革や広報、研究に力を入れているため、これから躍進する可能性は高いと言えます。
最後に
今回は関西大学と近畿大学を比較しましたが、このブログでは他にも受験生の大学選びに役立つ情報を発信しています。
「この大学とこの大学を比較してほしい!」とか、「〜大学ってどうなの?」といったリクエストがあれば、僕のツイッター(@kensuke_blog)までご連絡をください。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
おすすめ記事: