こんにちは、けんすけ(@kensuke_blog)です。
今回は首都圏の難関私立大学群『MARCH』の穴場学部を紹介していきます。
目次
追記(19/8/27)
この記事は2019年入試用のものです。
2020年入試についての最新記事はこちらです。
穴場学部とは?

穴場学部が何なのか、よくわからないという人向けに説明します。
この記事における穴場学部とは、「その大学において比較的に合格難易度が低くなっている学部」のことです。
ですから、「学部よりも大学名を優先したい!」という方や、「どこでもいいからとりあえすMARCHに入りたい!」という受験生は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
なお、穴場学部はあくまで僕個人がこれまでの傾向に基づいて考えたものなので、今年度の入試でも穴場になるとは限りません。ご了承ください。
どういう学部が穴場学部になるのか?
では、受験において学部になりやすい学部は、どういった特徴があるのでしょうか?
いくつかのポイントがあるので、見ていくことしましょう。
キャンパスが郊外
まず、穴場になりやすい学部の特徴として、『キャンパスが郊外にある』ということがあります。
具体的には、
- 青山学院大学 相模原キャンパス
- 立教大学 新座キャンパス
- 中央大学 多摩キャンパス
- 法政大学 多摩キャンパス
この4つです。
MARCH受験生の多くは、「都心のキャンパスに通いたい!」と考えているので、上に挙げたような郊外型のキャンパスは敬遠される傾向にあります。
入試問題が高難易度

次に、『入試問題のレベルが他学部に比べて高くなっている』という傾向があります。
「入試問題が難しいのなら、受かりにくいのではないか?」と思われるかもしれません。
確かに、早い時期から受験勉強に取り組み、基礎を固めてきた受験生にとっては受かりにくくなることがあります。
しかし、だからこそ逆転合格がしやすくなります。
入試問題が難しいということは、合格点が低くなるということを同時に意味します。
合格点が低くなると、今まであまり勉強してこなかった受験生でも逆転合格できる可能性が上がります。
実際、僕の友達に日本大学は不合格だったけど、明治大学に合格したという人がいます。
また、入試問題が難しい学部は過去問を見て「この学部はやめよう」と考える受験生が一定数いるので、倍率が低くなりやすいという傾向もあります。
入試科目が独特
3つ目の特徴として、『入試方式が独特である』ということがあります。
具体的には、「英語が必須ではないこと」や、「2科目で受けられること」などがあります。
ただし注意点として、これはそれぞれの得意不得意などの相性に依存するということがあります。
例えば、現代文が苦手なのに英語と現代文だけで受けられる学部を受けたとしても、受かりやすくはなりません。
昨年度の倍率が異常に高い
最後の特徴として、『昨年度の倍率が異常に高い』ということがあります。
「倍率が高いのなら受かりにくいのではないか?」と思う方もいるかもしれませんが、一概にそうは言えません。
多くの受験生は、学部の倍率を気にします。
昨年度の倍率が高いと、「この学部は倍率が高いから受けるのはやめておこう」と考える受験生が出てきます。
大学の倍率を過去数年に遡って調べてみると、倍率が異常に高かった年の次は、倍率が低くなっているということが多々あります。
少しギャンブル要素が強いですが、意外と重要なポイントです。

では、ここからそれぞれの大学の穴場学部を紹介していきます。
明治大学
まずはMARCHの中でも特に難しいとされる、明治大学の穴場学部です。
情報コミュニケーション学部
明治大学の穴場学部は、情報コミュニケーション学部です。
穴場になっている理由は、『問題が独特で難しい』からです。
特に国語は小説や随筆などの出題があり、かなり難解な問題が出題されることもあることで有名です。
また、対照的に文系数学が簡単という傾向があります。
おそらく学部側が数学のできる受験生を優遇しているのだと思われますが、問題のレベルが日東駒専レベルであることが多いです。
数学で満点を取れば、合格の可能性が大幅に上がるので、選択科目を数学にしている受験生は一度情コミの過去問を解いてみると良いでしょう。
Pick Up:【文系数学】MARCH・関関同立合格に必要な参考書をまとめてみた【独学・宅浪必読】
青山学院大学
おしゃれな大学の代表格で、憧れる人も多い青山学院大学の穴場学部です。
社会情報学部
社会情報学部を穴場学部として挙げた理由は、『キャンパスが郊外にある』ことと、『入試科目が独特』ということがあるからです。
社会情報学部は、青山キャンパスではなく相模原キャンパスにあります。
「都心にあるから」という理由で青学を受けている受験生は、この社会情報学部を受けない傾向にあります。
また、社会情報学部は国語が現代文だけで受けられるという特徴があります。
古文や漢文は苦手だけど、現代文や英語ならできるという受験生にはおすすめの学部です。
ただし、現代文が苦手な受験生にはおすすめできないということになります。
立教大学
こちらもMARCHの中では難しい大学ですが、穴場学部を見ていきましょう。
観光学部
観光学部を穴場学部として挙げたのは、『キャンパスが郊外型である』ことと、『昨年度の倍率が異常に高い』ということがあるからです。
観光学部は池袋キャンパスではなく、相模原キャンパスです。
池袋の美しい校舎に憧れて立教大学を受験する人は、敬遠する学部になっています。
また、観光学部の倍率を見てみると、
- 2018年度 9.1倍
- 2017年度 5.5倍
となっています。
昨年度の倍率がかなり高くなっているので、今年度の倍率は下がる可能性があります。
コミュニティ福祉学部(福祉学科以外)
コミュニティ福祉学部を挙げた理由は、観光学部と同じく『キャンパスが郊外型である』ということです。
福祉学科以外としたのは、コミュニティ福祉学部の最新の偏差値を見てみると、
- コミュニティ政策学科 60
- 福祉学科 57.5
- スポーツウエルネス学科 60
となっているからです。
「学部学科はどこでもいいから、立教大学に入りたい!」と考えている受験生は、偏差値の低い学科を狙う傾向があります。
よって今年度の入試では、受験生が福祉学科に集中する可能性があるので、福祉学科以外としました。
中央大学
法学部がMARCHトップレベルの難関であることで有名な、中央大学の穴場学部を紹介します。
経済学部
まず、中央大学の文系学部は法学部以外、比較的入りやすいです。
中央大学の文系学部は多摩キャンパスにあり、都心との距離が離れているので、都会の大学に通いたい受験生はあまり中央大学を受験しません。
ですから中央大学は現在、MARCHの中では比較的受かりやすい大学になっています。
そして経済学部を穴場として挙げた理由は、『入試科目が独特である』からです。
経済学部には一般入試、統一入試、外検利用入試があるのですが、統一入試だと『国語・地歴・公民・数学・外国語』の中から3科目を選択し受けることができます。
例えば国語、日本史、数学の3科目でも受けられます。
国立志望で英語は苦手だけど、数学なら得意な方などは、統一入試で中央大学商学部を受けるのもおすすめです。
法政大学
最後に、近年人気急上昇中の法政大学の穴場学部を紹介します。
経済学部
経済学部が穴場になっている理由は『キャンパスが郊外型』であるからです。
法政大学では文系の主要学部である経済学部が、本キャンパスではなく郊外のキャンパスに設置されています。
偏差値も河合塾のもので55〜60となっており、MARCHとしては低めの水準になっています。
また、法政大学は問題のレベルが高く、特に英語が難しいということで知られています。
ですから、逆転合格してMARCHに入りたいと考えている受験生は、合格点が高い青学や立教などよりも、法政大学をおすすめします。
社会学部
社会学部をおすすめする理由も、経済学部とほぼ同じなので上をご参照ください。
現代福祉学部
繰り返しになってしまい申し訳ありませんが、理由は経済学部と同じです。
最後に

今回はMARCHの穴場学部を紹介してきましたが、受験生の方に勘違いしてほしくないのは、『MARCHはどこも難しい』ということです。
この記事で紹介した穴場学部は、あくまで『MARCHの中では比較的入りやすい方』というだけなので、簡単に入れるというわけではありません。
今回の記事を参考にしつつ、これからもうまくやってください。
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