こんにちは、けんすけ(@kensuke_blog)です。
今回は、センター英語56点だった僕が独学でMARCHに合格した方法についてを紹介します。
目次
この記事を書いてる人について
この記事を書いてる人がどんな奴なのかわからないことには内容を信頼できないと思うので、軽く自己紹介しておきます。
僕はもともと偏差値50ないぐらいの高校出身でした。
そして高校に入ってからというものの、ほとんど勉強なんてしていませんでした。
実際に高校2年の学年末に受けたセンター模試の結果がこれです。

英語筆記は200点中56点でした。
こんなカスみたいな点数でも301人中138位になれちゃうので、高校のレベルの低さがわかると思いました。
このような状況の中、ほぼ勉強せずに入試を迎えたのですが、結果はもちろん全落ちです。
そこから1年間、予備校にも通わずいわゆる宅浪というスタイルで浪人して、MARCHの中から2校合格しました。
カスみたいな成績だったので、今カスみたいな成績の人がどのようなルートで勉強を進めればMARCHや関関同立に合格できるのかを語ることができます。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
英語学習の流れ
まずは英語学習の流れを押さえておきましょう。
学習の基本的な流れは次のようになっています。
A. 英単語&英熟語
B. 英文解釈→英文法→英語長文
AとBは同時進行で行います。
英単語をやりながら英文解釈や英文法をやったり、英熟語をやりながら英語長文をやるようなイメージです。
なぜ英単語の暗記と英文解釈などを同時にやるのか?
一般的に英語の学習と言うと、
英単語→英熟語→英文法→英文解釈→英語長文
という流れが推奨されています(武◯塾のルートなんかもそうなってます)。
ではなぜ、あえてAとBに分けて同時進行で学習を進めるようなことを推奨しているのか。
それは「英単語ばっかりor英熟語ばっかりだと飽きちゃうしつらいから」です。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは、超進学校出身でこれまでバリバリ勉強してきたようなタイプではないと思います。
なのでとにかく勉強が苦痛にならないように、暗記だらけの勉強にならないようにこの流れで勉強することをおすすめしています。
ホリエモンのように凄まじい集中力がある!という人なら英単語だけを一気に覚え、英熟語だけを一気に覚え、といった学習でもいいですが、おそらくそういった人はほとんどいないでしょう。
なぜ英文法の前に英文解釈をやるのか?
次の疑問は、なぜ英文法より先に英文解釈をやるのかということだと思います。
それは英語の知識が全くないまま英文法や英語長文をやっても、説明の意味がわからないからです。
英文法の参考書を読むと、
「このthat節は〜であるから・・・」
「この副詞句は◯◯であるので・・・」
というような説明が書いてあります。
節や副詞、句などの意味をちゃんと説明できますか?
これらの意味がちゃんとわかっていないのに、
「単語の勉強を終えたんだから次は文法だ!!」
みたいな感じに英文法の勉強に入り、ちゃんと理解しないまま次に進もうとしている人が非常に多いのです。
このような事態を避けるために、先に英文解釈をやっておきましょう。
英文解釈についてきちんと勉強することで節や副詞、句などの意味がちゃんとわかるようになりますよ。
それでは、具体的な勉強法と使用する参考書を見ていきましょう。
中学英語の勉強法と参考書
「え、中学英語?そんなのいいから早くMARCH・関関同立に受かるための勉強法と参考書を教えてよ」
そう思った方もいるかもしれません。
では、いきなりですが次の問題を考えてみてください。
問題 次の空欄に適切な語句を当てはめてください。
1)この公園にはたくさんの羊がいます。
There ( ) a lot of ( ) in this park.
2)すべての学生が自転車を持っています。
( )( ) the student has a bike.
3) けんすけはその計画に驚きました。
Kensuke ( ) ( ) ( ) the plan.
考えましたか?
それでは答えを発表します。
1)are, sheep
2)Each of
3)was surprised at
全問正解できましたか?
全問正解した人は中学英語は大丈夫だと思われるので、今から紹介する参考書はやらなくていいしょう。
1問でも間違えた人は、中学レベルの英語から抜けがあるので、この参考書をやってください。
中学英語の参考書
中学英語の学習で使用する参考書は、 『Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル』です。
この参考書は中学英文法を30日で復習するというテーマの本です。
ですが内容はそこまで難しくないので、おそらく2週間あれば解き終えることができるはずです。
中学英語の内容からわかっていないのに、いきなり大学受験の英語を勉強する人が非常に多いです。
なのでこの参考書を最初にやるかどうかで、そのような人と一気に差をつけることができます。
中学英語の内容に不安がある人は必ずやっておきましょう。
中学英語の勉強法
中学英語の勉強はこのようにしてやりましょう。
①内容をよく読んで、理解する
②演習問題を解く
③解けなかった問題や、解答に自信がなかった問題については解説をよく読む
④「なぜその選択肢が答えになるのか?」と聞かれた時、自分で解説できるようにぐらいまで理解する
⑤2週目以降は、1週目で間違えた問題を中心に解き直す
英単語の勉強法と参考書
それではいよいよ高校内容です。
まずは英単語を勉強するのに使用する参考書についてです。
英単語の参考書
使用する参考書は、『システム英単語』です。
大学受験用の英単語帳としては、トップ3に入るぐらい定番の本です。
この参考書を使う理由としては、とにかく掲載されている単語の質が高いからです。
僕がこの単語帳をやったあと、「入試の英語は実はシステム英単語の語句から出題されているんじゃないだろうか?」と思ったほどです。

これは僕が実際に使っていたシステム英単語ですが、かなり愛用したのでだいぶボロくなりました。
システム英単語のカバーが割とダサめなのですが、カバーを外すと洋書っぽくてかっこよくなります。
※…と思ってたら、2019年11月に5訂版が出版され、表紙がかっこよくなりました(2020年2月追記)。
ちなみに中学レベルの英単語から不安だという人は、システム英単語Basicという単語帳を先にやっておくことをおすすめします。
中学レベルの簡単な英単語から始まっているので、そこまで時間はかからないと思います。
英単語の勉強法
英単語の勉強は次のような手順でやってください。
①英語と日本語を交互に音読する(follow、に従う、follow、に従う、follow、に従う・・・のような感じ)
②1ページ分音読したら、日本語の部分を隠して英語の意味が言えるかチェックする
③もし意味が思い出せなければ、再度音読する
英語を見て日本語の意味を思い出せればいいので、日本語を見て英語をかけるようにする必要はありません。
これを1週間で100〜200単語ぐらいやってください。
英熟語の勉強法と参考書
次に英熟語の参考書を紹介します。
英熟語は入試問題でダイレクトに聞かれることが多いです。
英単語ほど覚える数は多くないので、しっかり復習するようにしましょう。
英熟語の参考書
英熟語を勉強するのに使用する参考書は、『速読英熟語』です。
この参考書は、「英語長文を読みながら、その中で出てきた英熟語を覚える」というものです。
ですが、知らない英熟語がたくさんある状態で長文を読むのはつらいと思うので、先に熟語を覚えちゃいましょう。
この参考書を使うメリットは、簡単で短めの長文にたくさん触れることができるということです。
英語学習の流れのところで説明したように、英熟語の勉強は英文法や英文解釈の勉強と同時進行で行うことになります。
その時、文法や解釈などの知識を速読英熟語の長文で復習することができます。
また、これから本格的に勉強していく長文読解の練習にもなるので、この参考書を採用しました。
英熟語の勉強法
英熟語の勉強はこのようにしてやりましょう。
①英単語の時と同じように、英熟語を暗記する
②その英熟語が載っている長文を読む
③長文を何度か読んだら、音読する
これを1日1〜2テーマずつやっていきましょう。
③の音読についてですが、CDを聞きながらシャドーイングすることをおすすめします。
シャドーイングすることで、英語を英語のまま理解することの練習になります。
なので上のCDも買っておくことをおすすめします。

ちなみに、これは僕が実際に使っていた速読英熟語です。
途中までカバーを付けて使用していたので、割と綺麗な状態で残っていました。
ご覧いただければわかるように、カバーを外すとかなりダサいので、カバーは外さないことをおすすめします。
英文解釈の勉強法と参考書
英文解釈の勉強法と参考書を紹介する前に、英文解釈をする意味についてを説明します。
英文解釈は「英文の1文1文について構造を理解し、意味を正確に捉える」ために行います。
英文法や英語長文については学校の授業でもやるので馴染みがあると思います。
しかし、英文解釈については意外とおろそかにしている人も多いです。
英文解釈を勉強すると、このようなメリットがあります。
- 単語の意味を知らない場合でも、その文章の意味を推測できるようになる(”勘”とは全く違います)
- 英文法の学習に質が上がる
- 文章を読む速度が向上する
- 構造が複雑でわかりにくい文章でも、意味がわかるようになる
英文解釈の参考書
英文解釈の勉強に使う参考書は、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』です。
タイトルは英文法になっていますが、英文解釈の参考書としてかなり優れている参考書です。
この参考書ではまず例題を通して英文解釈に必要な知識を学習し、確認問題、発展問題と演習していく流れになります。
発展問題は難易度の高い問題もあるので、難しすぎると感じるようでしたらとりあえず飛ばしてもらっても構いません。
テーマが33個あるので、1日1〜2テーマずつやっていくといいでしょう。
この参考書をやってから英文法の勉強に入ると、英文法についてより深く理解できるようになるでしょう。
英文解釈の勉強法
英文解釈の勉強は、このようなステップでやるといいでしょう。
①例題の解説をよく読む(必ず文章にSVOCを振りながら学習しましょう、参考書のページをコピーして書き込むことをおすすめします)。
②確認問題を解く
③間違えた問題を中心に解説を読み、なぜその答えになるのかを理解する
④2週目以降は、1週目で間違えた問題を中心に解き直す
英文解釈の補助教材
英文解釈について、「もっと演習問題を解きたい!」とか「1冊の参考書だけでは不安!」という人のために、補助教材も紹介しておきます。
おすすめの補助教材は、『入門英文解釈の技術70』です。
英文解釈に不安がある人は、この参考書でゴリゴリ演習していくといいでしょう。
英文法の勉強法と参考書
英文解釈を終えたら、英文法の勉強に入りましょう。
英文法の参考書
英文法の勉強で使う参考書は、『スクランブル英文法・語法 4th Edition』です。
この参考書は、英文法の問題をひたすら解いていき、学習する参考書です。
いきなりこの参考書に手を出すと難しいと感じると思いますが、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』をやった上でこの参考書に取り組むと、スムーズに理解できるでしょう。
これと似た参考書としては、ネクステージやビンテージなのが有名ですが、僕が見た感じだとこの参考書が一番わかりやすかったです。
イディオムや会話表現などについての問題もありますが、とりあえずやるのは「文法」と「語法」のところだけでオッケーです。
英文法の勉強法
英文法の勉強は次の流れで行ってください。
①問題文の空欄にオレンジ色のペンで答えを写す
②赤シートを使って問題を解く
③間違えた問題を中心に解説を読み、なぜそれが答えになるのかを理解する
英文法の補助教材
英文法について、もう一冊参考書を紹介しておきます。
それは、『総合英語 Evergreen』という参考書です。
この参考書は他の参考書のように一からやるのではなく、スクランブル英文法をやりながら適宜参考するようにして使用します。
スクランブル英文法の解説だけでは理解できなかったり、もう少し詳しく学習したい場合にこの参考書を使って学習します。
入試までずっと使える参考書なので、英語を勉強するときは常の手元に置いておくことをおすすめします。
英語長文の勉強法と参考書
それではいよいよ、英語長文の勉強に入ります。
ここまでやっていればMARCHや関関同立の問題とも十分戦えるレベルに仕上がるでしょう。
英語長文の参考書
英文法の参考書を一気に紹介します。
まず最初にやるのは、『英語長文レベル別問題集 (3) 標準編』です。
これを終えたら、そのまま『英語長文レベル別問題集 (4) 中級編』に入りましょう。
これらの参考書を終えたら、『大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2 センターレベル編』に入ってください。
そして次は、『関正生の英語長文ポラリス2 応用レベル』に取り組みましょう。
最後に、『大学入試英語長文ハイパートレーニング レベル3 難関編』を やってください。
以上が英語長文の勉強で使用する参考書です。
本の数が多い!と思うかもしれませんが、英単語や英語長文ほどガチガチに復習しなくていいので、そんなに時間はかかりません。
この5冊は全て、「英文にSVOCが振ってある問題集」です。
なので英文解釈をやった上でこれら参考書をやると、より深い理解ができるようになるでしょう。
さらにこれらの参考書には全てCDがついていたり音声がダウンロードできたりするので、シャドーイングの練習もできます。
数ある英語長文の問題集の中でも、自信を持っておすすめできるものがこの5冊なので、ぜひ取り組んでください。
英語長文の勉強法
英語長文の勉強は、このようにして行ってください。
①問題文をコピーして、長文問題を解く
②全ての英文にSVOCを降る
③解答を見て、間違った問題を中心に復習する
④自分の書いたSVOCと解答のSVOCが合っているかを確認する
⑤少なくとも5回は音読する
英語長文の補助教材
英語長文の勉強については上で紹介した参考書だけでも十分戦えるのですが、英語で点数を稼ぎたいと考えている人は、これらの参考書もおすすめします。
最後に
今回はセンター英語で56点だった僕がMARCH・関関同立に合格した勉強法と参考書についてを紹介しました。
この勉強法や参考書は、もともと勉強ができる人向けではないかもしれません。
もともと勉強ができなかった僕が、独学でMARCHに合格した実体験を元に、最短でMARCHや関関同立に合格できる戦略を考えた結果が今回の記事です。
ぜひ、このやり方を信じて取り組んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。