こんにちは、けんすけ(@kensuke_blog)です。
今回は、数学選択でMARCH・関関同立の合格を目指している受験生の方に向けて、おすすめの参考書を紹介していこうと思います。
文系数学(IA・IIB)での受験を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
軽く自己紹介しておきます
まず最初にこのサイトを運営してる人が自己紹介をします(興味のない人は読み飛ばしてください)。
僕も文系数学を選択して受験しましたが、もともと数学の偏差値は40台で、高校の偏差値も50ないぐらいのうんちみたいな高校出身です。

これは高2の終わりに受けさせられたセンター試験の結果ですが、どうしようもない点数ですね。
というか、数学3割で校内順位11位(300人中)っていうことから高校のレベルがうかがい知れますね。
この時は塾に通っていたのですが、このままではダメだと思い塾をやめて、参考書での勉強を始めました。
結果的に、高校では数年に1人合格者が出るかどうかのMARCHに合格しました。
なので、今回紹介する参考書は僕の経験をベースにして書いています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
MARCH・関関同立の文系数学の難易度は?

MARCH・関関同立の文系数学はどれぐらいの難易度なのでしょうか?
よくネットで「MARCH・関関同立の数学はセンターレベル」という意見がありますが、そもそもセンター試験と私大の入試問題は形式が全く違うので、比較は難しいです。
そして実際に過去問をやってみると、MARCH・関関同立の中でも問題の難易度に差があることがわかります。
具体的に数学の難易度を示してみると
グループ1(応用レベル)
・・・明治大学(政経・商・経営)、青山学院大学(経済)、同志社大学、中央大学
グループ2(標準レベル)
・・・明治大学(情コミ)、青山学院大学(経済以外)、立教大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学
という感じです。
※注意として、ここでいう応用や標準というのはMARCH・関関同立の中ではという意味です。
グループ1の大学を受験する人は、これから紹介する参考書の応用レベルまでやることを推奨します。
グループ2の大学を受験する方は、標準レベルまでで基本は大丈夫ですが、できれば応用レベルまでやると良いでしょう。
おすすめ参考書(基礎レベル)
まずは基礎レベルでおすすめの参考書を紹介していきます。
基礎問題精講
必須度・・・★★★★★
目安偏差値・・・40→50
合格目安・・・日東駒専・産近甲龍下位学部
この参考書は、『教科書の例題〜章末問題』レベルの問題が網羅されている参考書です。
「センター数学で4〜5割程度しか取れない方」や、「日東駒専レベルの数学で合格最低点が取れない方」が対象になっています。
この参考書を使うメリットは、基礎レベルの問題を効率よく網羅できるということです。
よく数学のおすすめの参考書としてチャートやフォーカスゴールドが挙げられますが、これらの参考書は分量が多く、数学に苦手意識のある人や、受験本番までの期間が短い方にはあまりお勧めできません。
数学の基礎を効率的に抑えたいという人は、まずはこの基礎問題精講をやってみてください。
文系の数学 重要事項完全習得編
必須度・・・★★★★★
目安偏差値・・・50→55
合格目安・・・日東駒専・産近甲龍
この参考書は、「入試頻出問題」にフォーカスした参考書になっています。
基礎問題精講では、「基礎知識の習得」ということにフォーカスされていますが、この参考書では「基礎知識が実際の入試ではどのように出題されるのか」を学ぶことができます。
この参考書を使うメリットは、問題のポイントが「文系の必勝ポイント」として簡潔に書かれているということです。
例えば、「二次関数がx軸と共有点を持つ→判別式>0」などのように、教科書には乗っていない「こう聞かれたらこう返す」という入試頻出問題の解き方を学習できます。
おすすめ参考書(標準レベル)
次に、標準レベルのおすすめ参考書を紹介していきます。
実戦数学重要問題集ー数学1・2・A・B(文系)
必須度・・・★★★★☆
目安偏差値・・・55→60
合格目安・・・成成明学獨國武、MARCH・関関同立下位学部
この参考書では、MARCH・関関同立で実際に出題されるレベルの問題を演習できます。
問題のレベルがA問題、B問題、C問題の3パターンに別れており、志望する大学によってどこまでやるかが変わってきます。
明治、同志社、中央志望→全問題を解く
青学、立教、法政、関西大、関学、立命館志望→A問題とB問題を解く
また、特に重要な問題には「必解」というマークが付いているので、時間がないという受験生は必解マークの付いた問題だけを解くのもありです。
文系の数学 実戦力向上編
必須度・・・★★★☆☆
目安偏差値・・・55→60
合格目安・・・成成明学獨國武、MARCH・関関同立下位
こちらは基礎レベルで紹介した「文系の数学 重要事項完全習得編」のシリーズです。
この参考書もMARCH・関関同立の標準〜応用レベルの問題を学習することができます。
先ほど紹介した実践数学重要問題集と比べ問題数は少ないですが、1問あたりの解説が詳しく、ポイントも明確になっています。
実践数学重要問題集をやった後に、問題を演習しつつ新たな知識を得るためにこの参考書を使うことをおすすめします。
おすすめ参考書(応用レベル)
最後に、応用レベルの参考書を紹介していきます。
文系数学 入試の核心
必須度・・・★★★☆☆
目安偏差値・・・60→65
合格目安・・・MARCH・関関同立
この参考書では、明治、同志社、中央レベルの応用問題を演習することができます。
上にあげたMARCH・関関同立標準レベルの大学では安定して7割以上を取ることができる受験生が対象になっています。
この参考書を繰り返し演習することで、MARCH・関関同立の数学ではかなりの高得点を期待できます。
自分の志望校の過去問と並行してこの参考書に取り組むと良いでしょう。
文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B
必須度・・・★★☆☆☆
目安偏差値・・・65→70
合格目安・・・早慶上智
この参考書では、早慶上智レベルの問題を演習することができます。
MARCH・関関同立レベルの数学に必要かというと、そこまで必要ではありません。
明治、中央、同志社の数学で9割以上得点したいと考えている人はやっておくといいかなというレベルです。
この参考書を完璧にした後は、早慶の過去問で演習すれば良いと思われます。
特に慶応経済や早稲田政経はかなり質の高い問題を出すので、プラチカと並行して解いてみると良いでしょう。
最後に

今回はMARCH・関関同立のおすすめ参考書を見てきました。
今回の内容はぜひ参考にしてほしいのですが、あまり参考書に固執しないほうがいいと思います。
確かに質の高い参考書を使うことも大事なのですが、それ以上に勉強の質が大事です。
質の高い参考書を正しい勉強法で取り組むと、必ず結果は出ます。
記事を読んでいただきありがとうございました。