よう。俺だ。
日東駒専に受かりたいか?
最強の参考書を教えてほしいか?
ダメだ。
なんせ、俺が進める参考書を完璧にやると99%の奴が日東駒専に受かっちまうからだ。
そうなると、これまで大して勉強してなかったお前らが受かり、エリート受験生たちを蹴落とすことになるからだ。
だが、このサイトを訪れたお前らはよほど運がいい。
おそらく前世で世界を救ったりしない限り、たどりここに着くことはないだろう。
そんな運のいいお前らへ、俺からのプレゼントだ。
日東駒専に受かるための参考書を教えてやろう。
精神を集中させて読んでくれ。
目次
中学英語編
「いやー、今更中学英語なんていいっすよw」
と思ったお前、本当にそうか?
次の問題を解いて見てくれ。
1)彼は何枚かのCDを持っていますか。
Does Ken have ( )( )?
2)この公園にはたくさんの羊がいます。
There ( ) a lot of ( ) in this park.
3)すべての学生が自転車を持っています。
( )( ) the student has a bike.
・・・解いたか?
解いたな?
答えを言うぞ?
1)any CDs
2)are, sheep
3)Each of
どうだっただろうか?
今回出した3問は全て中学英語の問題だ。
もし3問とも正解できたなら、中学英語の参考書は飛ばしてもいい。
しかし、もし1問でもミスったなら、おそらく中学英語の範囲で穴がボコボコある。
そういう奴は、次の参考書をやるといい。
Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル

この参考書は、中学英語を高速で復習するための本だ。
テーマとしては「中学3年間を30日で取り戻そう!」ということだが、中学を卒業してまだそこまで時間が経っていないお前らならおそらく2週間あれば終わる。
知っている内容が多いだろうから、スラスラ解けるだろう。
だから中学英語に少しでも不安があるという奴は、まずこいつを高速で終わらせるといい。
この参考書はインプットとアウトプットの部分のバランスが良い。
ちゃんと理解したかどうかをすぐに問題演習で確認することができ、復習する時にも効率的に周回することができる。
使用目的・・・中学英語の内容を完璧にする
使用方法・・・
①解説をよく読み、理解する
②演習問題を解く
③解けなかった問題や、選択肢を適当に選んだら合っていた問題は「なぜそれが正解なのか」を自分の口でも説明できるように、問題解説を読む。
④1回目で間違っていた問題を中心に復習
単語編
まず英語の勉強を始めるならここからスタートだ。
いいか、英語において単語の知識は何よりも重要だ。
あのホリエモンだって、英単語だけをやって東大に受かったと言っているからな(本当かどうかは謎だが)。
とにかく、英語の勉強において英単語は避けて通れないから、まずはここから勉強を始めるのがいいだろう。
では、英単語の最強参考書を紹介しよう。
システム英単語

この参考書は現存する参考書の中では最強だと言える。
まず、扱っている英単語の質が凄まじく高い。
入試に出てくる英文はこの単語帳から作っているんじゃないかと思うレベルだ。
質が高いのは英単語だけでなく、その日本語訳もだ。
1つの英単語にも様々な意味があるのだが、このシステム英単語は「入試で最も出てくる意味」という所にフォーカスを当てている。
百発百中でストライクボールを投げてくれる。
ター◯ットみたいな単語帳はたまにとんでもない方向にボールを投げていることがあるから注意だ。
このシステム英単語には『ミニマルフレーズ』というかなり短い例文が付いているが、正直それは覚えなくていい。
ミニマルフレーズは有効活用できれば強力な武器になるが、インプットの段階で無理に使おうとすると、「ミニマルフレーズを見ないと意味を思い出せない」という状況に陥ってしまう可能性もある。
まずは英単語の意味を覚えることに徹するといい。
ちなみに、システム英単語にはより難易度が低くなった『システム英単語Basic』というものもあるから、中学レベルの英単語から復習したいと思っている人はそれからやるといい。
使用目的・・・英単語を見た瞬間、意味を思い出せるようになる
使用方法・・・
①英単語と日本語をひたすら交互に音読(「help!助ける!help!助ける!help!助ける!・・・」のような感じ)
②日本語の部分を隠し、英単語の部分を見た瞬間その意味を思い出せるかチェックする
③もし思い出せなければ、もう一度①と同じことを行う。
※暗記を何ヶ月もかけてやるのは非効率だし、長文や文法の勉強にも支障をきたす。1週間で200単語(少なくとも100単語)は暗記すべし。復習は辛いがサボるべからず。
英熟語編
英単語がある程度のところまで進んだら、次にやるのは英熟語だ。
英単語は英文を読むための手段だが、この英熟語は入試問題と直結している。
ストレートに「この英熟語の意味を知っている?」と聞いてくることもあるし、「意味が通るように()に英単語を入れろ」のようにして英熟語の知識を聞いてくることもある。
だからこそ、英熟語の知識を疎かにすることはできない。
では、参考書の紹介に入ろう。
速読英熟語

英熟語の参考書で特に良いのが、この速読英熟語だ。
この参考書のコンセプトは「長文を読みながら、その中で出てきた英熟語を覚える」ということだ。
しかし、正直知らない熟語がたくさんある状態で文章を読んで覚えるというのは苦痛だという奴もいるだろう。
そういう奴は、先に英熟語を覚えてから長文で復習するといい。
この参考書の素晴らしい点は、やはり長文の存在だろう。
長文と言っても、入試問題のような長い文章ではなく、見開き1ページ内に収まる短めの文章だ。
英語の学習において効果的なのは、毎日文章を読むということなのだが、この参考書にある英文は長さ・難易度共に基礎レベルの学習をしている奴にとってはちょうどいい。
これから紹介する英文解釈や英文法の参考書と並行して使うことをおすすめする。
使用目的・・・英熟語の暗記、英語長文に慣れる
使用方法
①英熟語の部分を暗記する(暗記方法はシステム英単語の使用方法を参考にするといい)
②その英熟語が使ってある長文を読む(1日1〜2個ペース)
③長文を何度か読んだら、音読するようにする。
英文解釈編
単語、熟語をある程度習得したら、次は英文解釈に移る。
英文解釈はその重要性があまり認識されていない分野だが、これを学ぶことによるメリットは大きい。
英文解釈を勉強すると次のようなメリットがある。
- 単語がわからなくても文の意味を推測できるようになる
- 英文法の勉強がスムーズにできるようになる
- 英文を読む速度が上がる
- 構造が難しい文章でも読めるようになる
これだけメリットがあるんだから、やらないという手はない。
多くの受験生が疎かにしている分野だからこそ、差がつく。
それでは参考書を見ていこう。
肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本

英文法の参考書のようなタイトルだが、この本は英文解釈の参考書として凄まじく優秀だ。
この本は33のテーマから構成されているのだが、英文解釈の基礎から説明してくれているから、初学者でも十分理解しやすい。
例題→確認問題→発展問題という流れになっており、読解に必要なキーワードを学ぶことができる。
ちなみに発展問題は結構難しいので、1週目の段階では飛ばしてもらっても構わない。
この参考書をやってから文法の勉強に入るのと、やらずに文法に入るのでは、理解度のレベルが全く変わってくるから、ぜひやってほしい。
使用目的・・・英文解釈を学ぶ
使用方法
①例題と解説をSVOCを振りながら熟読する
②解説を見ながらでもいいので、確認問題を解く
③間違えた問題を中心に解説を読み、なぜその答えになるのかを理解する
④2週目以降は、1週目で間違えた問題を中心に解き直す
英文法編
英文解釈を終えたら、英文法に入るといい。
日東駒専レベルの大学だと、英文法の知識をダイレクトに聞いてくる問題が多いから、一切の知識の漏れは許されない。
では、英文法の参考書を紹介しよう。
スクランブル英文法・語法 4th Edition

この参考書は俗に言う網羅系参考書だ。
この手の参考書は他にもネクステージやパワーステージ、アップグレードなどがあるが、中でもおすすめなのがこのスクランブル英文法だ。
その理由は、見やすさと解説のわかりやすさだ。
他の英文法の網羅系参考書と比べると、ポイントがまとまっており解説の質も高い。
まあ、とはいえ絶対にこの本でないといけないということはないので、ネクステージやパワーステージが学校で配られているならそっちをやってもいいだろう。
ちなみに、やるのは文法と語法のところだけでいい。
使用目的・・・英文法を習得する
使用方法
①問題の空欄のところにオレンジ色のペンで答えを写す
②赤シートを使って問題を解く
③間違った問題を中心に解説を読み、なぜその答えになるのかを理解する
総合英語 Evergreen

英文法でもう一冊紹介しておきたいのが、このエバーグリーンという参考書だ。
とはいえこの参考書は最初から読むのではなく、スクランブルをやっていて間違えた問題はこの参考書を読んで理解するという使い方だ。
英文法の勉強をするときの辞書として使えるので、買っておくことをおすすめする。
使用目的・・・英文法の理解を深める
使用方法
問題集をやるときに適宜参照する
英語長文編
いよいよ英語長文だ。
英語長文は英語の中でも最も配点が高い分野なので、最も重点を置くべき分野だ。
これまでやってきた単語や英文解釈の勉強は、英語長文のためだと言っていい。
では、参考書を紹介しよう。
英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編

まず英語長文の最初の参考書として優れているのが、この英語長文ハイパートレーニングだ。
この参考書の素晴らしい点は、全ての文章にSVOCガ振ってあるということだ。
自分がこれまでやってきた英文解釈の知識が身についているかを確認でき、強化できる。
難易度は低めなので、ここまでの参考書をやってきた奴にとっては割とスラスラと解けるだろう。
長文は12題あるのだが、最低1日に1つ、できれば2つぐらいやることをおすすめする。
ちなみにこの参考書には音読用のCDが付いているので、それも使ってみてほしい。
使用目的・・・英語長文の基礎を学ぶ
使用方法
①問題文をコピーして、長文問題を解く
②全ての英文にSVOCを降る
③解答を見て、間違った問題を中心に復習する
④自分の書いたSVOCと解答のSVOCが合っているかを確認する
⑤少なくとも5回は音読する
英語長文レベル別問題集 (3) 標準編

ハイパートレーニングを終えたら次にやる参考書が、この英語長文レベル別問題集の標準編だ。
この本もハイパートレーニングと同じ先生が書いた本だから、構成も似ている。
ただし、難易度は少し上がるので取り組むペースは1日1題ぐらいでいいだろう。
使い方はハイパートレーニングと同じでいい。
使用目的・・・英語長文の基礎を学ぶ
使用方法
①問題文をコピーして、長文問題を解く
②全ての英文にSVOCを降る
③解答を見て、間違った問題を中心に復習する
④自分の書いたSVOCと解答のSVOCが合っているかを確認する
⑤少なくとも5回は音読する
関正生の英語長文ポラリス(1 標準レベル)

これが英語長文の最後の参考書だ。
ハイパートレーニングのレベル2や、レベル別問題集の4ではなくこの参考書をやるのには理由がある。
まず、扱っている長文のテーマがいい。
移民問題や情報化社会など、入試で頻出のテーマを中心に扱っている。
なのでこの参考書の英文である程度の背景知識を入れておくと、入試で有利になりやすい。
そして「単語帳には乗ってないけど最近頻出になった英単語」もリストアップされており、シス単だけでは足りない語彙をカバーできる。
これらのメリットが他の問題集とは違うので選んでいる。
これまでやった長文の問題集と同じく、この本にも全ての英文のSVOCが振ってあるので、やり方は前の2冊と同じでいい。
ただしここでまた難易度が結構上がるので、なんとか耐えてほしい。
ここまでやれば日東駒専の英語で困ることはほぼなくなるはずだ。
使用目的・・・日東駒専レベルの英語長文を学ぶ
使用方法
①問題文をコピーして、長文問題を解く
②全ての英文にSVOCを降る
③解答を見て、間違った問題を中心に復習する
④自分の書いたSVOCと解答のSVOCが合っているかを確認する
⑤少なくとも5回は音読する
最後に
これら8冊の参考書を完璧にすれば、日東駒専の英語はもう余裕だろう。
本当に8冊だけでいいのかと思うかもしれないが、十分だ。
今回紹介した参考書は全て俺が実際にやってみて素晴らしかったものだ。
やり方さえ間違わなければ、十分合格点に乗る。
あとはこれらの参考書をやった後に、自分が志望する大学の赤本で演習してくれ。
いい結果を期待しているぞ。